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2026.04.17

むし歯はなぜできるの?  「歯みがきだけでは防げない理由」

静岡市のアヒルの子歯科では、「むし歯はなぜできるのか?」という基本的な疑問を大切にしています。多くの方が「歯みがきをしないから」「甘いものを食べるから」と考えがちですが、実際にはそれだけでは説明できません。むし歯は、いくつかの条件が重なって初めて起こる“病気”です。

 

お口の中には「ミュータンス菌」と呼ばれる細菌が存在します。この菌は、食事によって生じるプラーク(歯垢)に含まれる糖を栄養にして酸をつくり出します。その酸が歯の表面(エナメル質)を溶かし、やがて穴が開くことでむし歯になります。つまり、「細菌」「糖」「歯の質」「唾液」「時間」という5つの条件がそろうことで、むし歯は進行していくのです。

 

特にお子さまの場合は注意が必要です。萌えたばかりの歯はまだ未成熟で、表面がやわらかく酸に弱い状態にあります。永久歯でも、萌えてから2~3年はむし歯のリスクが高い“要注意期間”です。さらに乳歯は永久歯よりも柔らかいため、一度むし歯になると進行が早いという特徴があります。

 

では、その原因となるミュータンス菌はどこから来るのでしょうか。実は、生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中にはむし歯菌はいません。生後10か月から3歳頃までの間に、主に保護者との接触を通じて感染すると考えられています。スプーンや箸の共有、口移しなどは、感染のきっかけになることがあります。ただし、過度に神経質になる必要はありません。大切なのは、周囲の大人が口腔内を清潔に保つこと、そして正しい知識を持つことです。

 

むし歯予防というと「歯みがき」に意識が向きがちですが、本質はもっと広い視点にあります。食習慣、唾液の状態、フッ素の活用、定期的なチェックなどを組み合わせて、お子さま一人ひとりに合った予防管理を行うことが重要です。お子さまのお口の成長を、一緒に見守っていけたら嬉しいです。

 

気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。

アヒルの子歯科にて、スタッフ一同お待ちしております。

 

参考文献(代表的エビデンス)

・Keyes PH. “The infectious and transmissible nature of experimental

dental caries.”・Fejerskov O, Kidd E. “Dental Caries: The Disease and Its Clinical

Management.”

Berkowitz RJ. “Mutans streptococci: acquisition and transmission.”

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