お知らせ

2026.07.15

矯正治療はいつから始めるべき?

実は「早すぎる」はほとんどありません 

「まだ乳歯も残っているし、矯正はもう少し大きくなってからでいいですよね?」

保護者の方からよくいただく質問です。

一般的には「永久歯が生えそろってから」「中学生くらいになってから」と考えられることも少なくありません。

しかし、私たちアヒルの子歯科では、歯並びの問題を単に歯だけの問題として考えていません。

歯並びは、お子さまの成長発育の結果として現れるものだからです。

そのため、矯正治療を考えるときには「歯が並ぶ時期」ではなく、「顎が成長する時期」を見ることが大切になります。

 

 上あごの成長ピークは 8 歳頃

実は、お子さまの顔や顎の成長には大切なタイミングがあります。

特に上あご(上顎骨)は、比較的早い時期に成長のピークを迎えることが知られています。

そのピークはおよそ 8 歳頃 です。

つまり、上あごの成長を利用して歯並びや噛み合わせを改善したい場合は、その成長のピークを迎える前に治療を始めることが理想的なのです。

成長の力を利用できる時期であれば、顎の発育をサポートしながら自然な形で歯が並ぶスペースを確保できる可能性があります。

一方で、成長が終わってからでは、顎の大きさそのものを変えることは難しくなります。

その結果、

・本格的な矯正装置が必要になる

・治療期間が長くなる

・抜歯が必要になる

といった可能性も高くなります。

 

小学校 1〜2 年生は大切な時期です 

「そんなに早く始める必要があるのですか?」

そう感じる保護者の方もいらっしゃると思います。

しかし、私たちが小学校 1〜2 年生頃にこども矯正歯科クリニックへの受診をおすすめするのは、歯を動かすためではありません。

成長を確認するためです。

この時期には、

・口呼吸がないか

・舌の位置は正しいか

・飲み込み方に問題はないか

・顎は十分に発育しているか

・永久歯が並ぶスペースはあるか

といった将来の歯並びに関わる重要なポイントを評価することができます。

問題が見つかった場合でも、成長の力を利用しながら改善できる可能性があります。

逆に、「永久歯が全部生えそろうまで待ちましょう」としてしまうと、大切な成長のチャンスを逃してしまうことがあります。

 

矯正治療の目的は歯並びだけではありません 

私たちは、矯正治療の目的を単に歯をきれいに並べることだとは考えていません。

大切なのは、

・鼻で呼吸できること

・舌が正しい位置にあること

・しっかり噛めること

・正しく飲み込めること

・顔がバランスよく成長すること

です。

歯並びは、その結果として整っていくものです。

そのため、アヒルの子歯科、こども矯正歯科クリニックでは、お子さま一人ひとりの成長発育を見ながら治療計画を立てています。

 

「様子を見ましょう」が最善とは限りません 

もちろん、すべてのお子さまがすぐに矯正治療を始める必要があるわけではありません。

しかし、「まだ小さいから様子を見ましょう」という判断が必ずしも正しいとは限りません。

成長発育には期限があります。

特に上あごの成長は想像以上に早く進みます。

だからこそ私たちは、小学校低学年のうちに一度相談していただくことをおすすめしています。

早く始めることが目的ではありません。

最も良いタイミングを逃さないことが目的なのです。

お子さまの将来の歯並びだけでなく、呼吸や顔の成長まで考えたとき、小学校1〜2 年生は非常に大切な時期だと私たちは考えています。

 

歯並びのご相談は…

※乳歯列期のお子さまは…

アヒルの子歯科へ

(0歳〜5歳)

https://www.ahirunoko.com/contact

※大人の歯が1本でも生えてきたお子さまは…

こども矯正歯科クリニックへ

https://www.ahirunoko.com/html/orthodontic

 

参考文献・エビデンス 

成長期における矯正治療の有効性については、多くの研究で報告されています。特に上顎骨の成長は幼少期から学童期にかけて活発であり、成長発育を利用した早期介入は顎顔面のバランス改善や将来的な抜歯リスクの軽減につながる可能性が示されています。

また、アメリカ矯正歯科学会(AAO)は、すべての子どもが 7 歳までに矯正専門医による評価を受けることを推奨しています。これは治療を開始するためではなく、成長発育や歯列の問題を早期に発見するためです。

【参考文献】

・American Association of Orthodontists (AAO). Recommendations for 

Orthodontic Evaluation by Age 7.

・Proffit WR, Fields HW, Larson B, Sarver DM. Contemporary 

Orthodontics. 6th Edition.

・McNamara JA Jr. Early Intervention in the Transverse Dimension: Is 

It Worthwhile? American Journal of Orthodontics and Dentofacial 

Orthopedics.

・Baccetti T, Franchi L, McNamara JA Jr. The Cervical Vertebral 

Maturation Method for the Assessment of Optimal Treatment Timing in 

Dentofacial Orthopedics.

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